5月 10th, 2013年
そもそもPBとは何か?
2013-05-10
日本のPBの草分け的存在はダイエー。
元々松下電器が自社製品を、安く売らないよう、価格統制を
計ろうとしたことによる、反発から生まれました。
これはPBの本場アメリカで起きた現象と同じで、
寡占的地位を占める、大手のメーカーの価格統制に対する
抵抗力として、PBが生まれました。
それこそ、80年代までは、日本の市場はメーカーの地位が
高い傾向にありました。
今では見る影もありませんが、大手メーカーの製品を扱えないことは、
流通企業にとって、大きな痛手でした。
現在の流通企業の勢力図でいうと、圧倒的強者が2社市場を牛耳っています。
勿論、それは イオングループと、セブンホールディングスです。
それぞれ、トップバリュ、セブンプレミアムという、独自のPBブランドを
年々拡大してきています。
そして、そのPBの受託を受けているのが、大手メーカーと来ている。
大手メーカーも、自社商品の売り場確保の政策の一環で、敢えてPBを受け、
流通との関係を良好に保つのに必死です。
しかし、その陰で、徐々に、徐々にNBブランドの、ブランド力低下現象が
進んできています。
現在のPBは、かつての抵抗力としてのPBとは、明らかに状況を異にしています。
PBのNB化現象が起こっています
こうなると、NBの価値はより、付加価値をつける以外に、生き残る方法は
なくなります。
ではどのように付加価値を付けるのか・・・・・
次回に続く