5月 21st, 2013年
ビジネスを開始するのにお金は必要か?
昨夜、あるDVD教材で、知ったことなのですが、
ヴァージングループの総裁、リチャード・ブランソン氏の興味深い
話を聞きました。
彼は学生時代から起業、レコードの通販事業を行っていました。
その後バージンレーベルを立ち上げ、数多くのミュージシャンと
契約し、成功しました。
しかし、その後なかなか利益を、出すことができなくなり、新たな道を
模索していました。
マーケットに潤沢な資金があり、大きな産業で、まだ隙間の多いビジネス、
は何か研究していたところ、航空ビジネスを思いつきました。
例えば、燃料費の支払いは、約6か月後、
旅行代理店からの入金は3か月
そんなタイムラグが存在したり、
何とか航空ビジネスに参入したいということで、既存の航空会社
に連絡を取ろうとしたら、誰も電話に出てくれなかった、という事実から
サービスの質が低いことがわかり、これはチャンスだと考えたようです。
さて、問題が幾つかありました。
それは、
①ノウハウがない
②飛行機がない
③お金がない
普通の人間なら、この瞬間に、夢物語だと思うはずです。
しかし彼は、問題を以下のように乗り越えました。
①ノウハウがない
知人に航空ビジネスの専門家がいないか探してみた。
しかし、いないことがわかり、専門家を探してみた。
一人エキスパートを見つけた。
その人物は、かつて、航空会社を運営していた経験のある、
フレディ・レイカーという人物。
フレディと連絡を取るため、電話帳のFの蘭にある、フレディという人に
片っ端から連絡をとり、ついに見つける。
そして、面会を勝ち取った。
②飛行機がない
フレディから学んだことは、航空機ビジネスを始めるのに、
飛行機を買う必要などない。
レンタルすればいい。
フレディの人脈を活用し、レンタルに成功。
③潤沢な資金がない
フレディが、最初にリチャードに質問したのは、
「どのくらいの損失に耐える気があるか」
「どのくらいの期間で黒字化したいか」
ということ。
その質問に
「びた一文損したくない」
「半年で黒字化したい」
と答えました。
フレディは、それなら
「まずあらゆる費用は、6か月間支払ってはいけない」
たったそれだけで、手元に資金がないという最大の問題もクリアしました。
ここで言いたいのは、ビジネスをスタートするのに、お金はいらないということ。
そして、大事なのは誰と組むかということ。
そして、何をするのか?
を考える必要があります。
リチャードは、フレディと組み、航空ビジネスをすることになり、大きな成功を収めました。
我々OEMの専門家を活用すれば、設備がなくても商品が作れます。
色々なネットワークがありますので、色々なハードルをいとも簡単に
乗り越えることもできます。
自分で、自社で何もかもやらなくてはならない時代ではありません。
餅は餅屋に任せましょう。
そして、大きな成功に導きましょう。